大学院で国際保健について研究しています。

training of JOCV presentation

今週もあと一日で終わります!!
今週はホームクラスでのホストカントリーについて40分、
テクニカルクラスでの40分プレゼンを2回こなしました。
無事に!!??終わりました。

''vaccination''

感染症、予防接種、筋肉注射について」
ワクチンができる感染症は何か??それぞれの感染症の感染源と症状は何か?
筋肉注射の手技についての実技について話しました。
スポンジを使って筋肉を再現。
ここに居ると人里から離れていてスポンジもスーパーに買いに行ける距離じゃありません。
唯一あるのは、高速道路内サービスエリアのコンビニ。
スポンジを探してサービスエリアに行きましたがありませんでした。
店員さんに相談した所、売っていませんとのこと。
帰ろうとしたら、待ってください!と呼び止められて、振り向くとお店で使う予定のスポンジを一個差し出してくださいました。
普段過ごしていたら簡単に手に入るスポンジ。
でもここでは簡単に手に入りません。
こんなにスポンジが手に入って嬉しかったことはありません。

こうした俗世界と切り離された生活はやはり任地を想定されているんだなと実感しました。
何より優しいコンビニの店員さんに感謝です。

そしていつもプレゼン時に医務室の看護師さんが物品を貸してくださいます。
注射器や使い終わったアンプルまで。
前回はAEDや手浴用の桶など・・・いつもお世話になっています。
医務室の方は皆さん途上国での経験がある方で色々アドバイスをくれます。
本当にありがたいです。



今日のプレゼンテーションは
''Malaria''

マラリアって何だろう??なんでマラリアに感染するんだろう?
蚊が媒介するのは知っているけどどうやって媒介するんだろう?
なんで熱が出るんだろう?
私自身根拠から理解できないと頭に入らないのでそんなマラリアの基本から説明しました。

とっても大切な予防方法についての説明。
実際に教室内で蚊帳を張ってみました!ここに来て初めて洗濯バサミが活躍しました。

An ounce of prevention is worth a pound of cure.
予防は治療に勝る!!
まさにそう思います。

ここに来る前にマラリアについて大学で勉強をしましたが、その時の経験がとっても役立っています。
ありがたいです。
顕微鏡でひたすらマラリアを探したあの日・・・本当に先生には感謝です。




それにしても今週は本当に早かった。
でも最も安定した生活ができた一週間でした。というのもホームクラスのFayがプレゼンがあるからと言って宿題を減らしてくれたお陰ですが・・。
お陰でプレゼンに集中できました。

そして遂にプレゼンテーションも残す所来週のあと一回になりました!!
最後のタイトルは何にしよう・・・。


今週は、Facebookにも書きましたが
水曜日に「地球のステージ」というステージが開催されました。
夕食後の開催で、内容も全く知らされていなかったので最初はなんでこんな時間にあるんだろうと思っていましたが参加してそう思った事をとっても後悔しました。

地球のステージとは、宮城県名取市に東北国際クリニックを開設した医師桑山紀彦さんがギター弾きながら歌い、音楽と大画面のスライドに映し出し、語りと曲で構成していく映像と音楽のステージです。活動16年、学校を中心として2500回以上の講演を行っているそうです。

桑山さんは世界各地で医療支援活動をされております。また自身が名取市で被災していながら現在も被災地にて医療活動を続けております。このような時代だからこそ国際協力の必要性があるということ、助け合いの大切さ深く共感しました。
なぜ先生が国際協力をしようと思ったのか、どのような活動をしているのか、
震災を通して何を感じたか・・・。
たくさんの映像と音楽とともに感じることができました。
戦争を逃れた難民キャンプの子ども達の笑顔にはとても驚きました。
自分の想像とは全く違った彼らの笑顔はとっても輝いていました。
歌と映像、語り・・・このような表現の仕方があるのかと感心しました。
先生の歌声はとっても素晴らしくて心に響きました。

自分自身の経験と重なることも多くて涙が止まりませんでした。 
全て失っても、また取り戻せば良い。ドアを叩けばいつか必ず開くさ! 
自分が今後どのように活動していきたいか、生きて行こうか。
ぼんやりとやりたい事があります。
とっても大きすぎて
無理だと思う部分も多かったですが、いつか出来るかもしれないと少し希望が見えました。
夢についてはいつか書ける日がくればそのときに。
国際協力という面においては日本に住んでいてもどんな形でも良いので続けて行きたいなと思っています。


大好きなマザーテレサの言葉を思い出しました。
We ourselves feel that what we are doing is just a drop in the ocean.
But the ocean would be less because of that missing drop.
「私たちのしていることは大海の一滴に過ぎません。
だけど、私たちがやめたら確実に一滴が減るのです。」

機会があれば是非「地球のステージ」公演に行ってみて感じてください。
岐阜県出身ということもあり、岐阜での活動も多いようです。
ホームページ⇒⇒⇒http://e-stageone.org/




先生と一緒に。