大学院で国際保健について研究しています。

食べ物の話とか

こんにちは。
昨晩は蚊が家の中に侵入し身体中あちこち刺され、痒くて耐えられず。
しかも気づくと身体のあちこちをアリが這っている。これ最近よくある。どうして?

夜中に起きて蚊取り線香、ベイプをセッティング、刺された箇所にムヒを塗り、虫除けスプレーを身体にかけて眠りました。

さすがに顔にはスプレーできずにいたら案の定まぶたを刺され、
朝起きるとまぶたが腫れて目が開かない・・・と言った状態。悔しい〜〜〜!
蚊が居なかったらどんなにソロモン快適だろうか・・・。


最近ソロモンは梅雨のように毎日雨が降って時々とっても涼しいです。
暑いのは嫌、涼しいのは嬉しいけど雨だとプールに行けないので晴れて欲しいなぁと思いながら複雑な気持ちです。
でもそんな雨でプールに行けない日はパンを作ったり映画を見たりして家での時間を過ごしています。

ソロモンに来てから映画をよく見るようになりました。
日本ではテレビを見る習慣が全く無いので、画面をずっと見続けるっていうのが苦手だったのですが、
こちらでは数少ない娯楽の一つです。

見るのはほとんど洋画ですが見るときは全て英語字幕で見ています。
英語字幕の後に日本語字幕で再度見直すこともあります。
毎日のように映画見てますが(一本を何日かに分けて見たりしてます)、とても良い勉強方法です。

例え英文の意味がわからなくとも、場面を見ながら場面理解するというのはとっても効果的。
でも最初の頃は1つの気に入った映画を何度も繰り返し見て(多分30回くらいは見たんじゃないかな?)、
①日本語字幕、②英語字幕、③字幕なしで、④わからない単語を全て書き出して調べると言ったことを繰り返していました。

すごく頑張った割りに、これは効率が悪い。

ノートにびっしり書いていかに綺麗に書くかという事を頑張っちゃう勉強法のように、
時間がかかった割に頭には入っていない、のような状態。


英語習得にはボキャブラリーがとても大切ですが、たくさん新聞や論文や本から英文、
映画に触れると共通の単語が見つかりリンクしていき、そこから頭に吸収されていく気がします。
なので一つの映画を何度も見続けるよりは毎日違う映画を見たり、
色んな種類の英文を読むのが良いなぁと最近になって思います^^ 

駒ヶ根の訓練所で先生に、「英語が出来れば世界が一気に広がるよ!そのために勉強するんだよ!」って言われました。

こっちに居る中国人の友達には「英語って便利なツールだよね。世界中の人と簡単にコミュニケーションできるし」と。
なんとなく中国人っぽい発想^^

でもどちらの言葉もなるほどなぁと最近になってよく実感してます。
受験勉強のような問題集に縛られる勉強方法じゃなくて色んな方法で生きた英語を勉強するのってすごく楽しいです。

他には最近友達がライティングの面倒を見てくれると言ってくれました。
タイトルはエッセーでも何でも良いということなので色々書いてみようと思います。
私も英語についてはまだまだですが・・・色々努力してます!


パンといえば、最近パン屋さんを経営している友達にパンの作り方を教えてもらいました。
最近できたパン屋さんでマレーシア人の女の子たちが経営していて、値段はとても高く、
パン1つ25~30ドル(420円)もします。
でも味は美味しい、というか、日本と同じようなクオリティーのパン。あんぱんも売ってます。

そこでいつもパンを作ってもうまく作らないと相談したら、こちらに売ってある小麦粉が膨らみにくい原因だと言われました。

ソロモンでは、オーストラリアもそうみたいだけど、plain flourという中力粉一種類しか売っていなく、
強力粉に比べたらグルテンが少ないそうです。

じゃあレシピ教えてあげるよとさらりと言ってくれて、お店のレシピをこっそり教えてくれました。
そのレシピの中にある’bread improver’という粉も分けてくれて、使ってみました。

するとびっくり、ふかふかで生地がふんわり柔らかくなってまさに理想のパンが出来上がりました。
このbread improverの値段は200gで10ドル(140円)もしません。
600gの小麦粉に対し使うのは10gのみ。とてもお得。

調べたら日本ではイーストフードとして使われてる膨らまし粉のようです。
格段に味が違うのでこれからも使おうと思います。

これがベースのパン

ツナマヨパン

ミューズリー入りフォールミールブレッド


こちらではありがたいことにwhole meal(全粒粉)も普通の小麦粉も同じ値段で売っています。
1kg が10ドル(140円)くらい。

今回はミューズリーとレーズンとたっぷりシナモンも入れてみました。
ちなみにミューズリーとはオートミールをベースに複数の穀物をブレンドしたものです。

私好みのどっしりとした噛むたびに味わい深いもっちりとしたパンが出来上がりました。
最近は甘くてお菓子のような菓子パンよりもかみこたえのあるハードなパンの方が好みです^^ 

しかも全粒粉は普通の小麦粉よりビタミンもミネラルも食物繊維も豊富です。


毎朝手作りのパンにモカを作って飲むのが一日の楽しみになってます。
ちなみにこのモカにすこしチリを入れる作り方を教えてもらってからその「チリモカ」にはまっています。


作り方はね、
① 牛乳を温める。
② 沸騰直前にナツメグ、シナモンを少量入れる。
③ ②に濃いめのブラックコーヒーを入れる。
④ 最後にチリパウダー(七味でもok)をすこーしだけ入れる。

日本ではなじみのないようなレシピですが、私は大好き。
チリが入ってるけど全く辛くありません。
甘みのあとに少し舌にぴりっとくる刺激が意外にマッチしていて美味しい。

そしてポイントはスパイス。香りがとっても良いです。
チャイが好きな方だったら気にいるんじゃないかな?

それは南米に住んでいた人に教えてもらったんだけど、そこでは果物に唐辛子と塩をかけて食べるんだって。
甘みにすこし辛みを混ぜて食べるのがよくあるみたいです。
マンゴーに唐辛子と塩をかけたものを作ってもらったけど、これも意外に美味しかったです。


それから最近の食べ物事情・・・やっぱりカレーにはまっています。
チキン、魚、豆色々作っているのですが最近の大ヒットはエッグカレー。
インド人の友達に作り方を教えてもらいました。

作り方
① ゆで卵を作り殻を剥き、油で素揚げする。(多めの油で揚げ焼きでも可)
② タマネギ1個、ニンニク6かけ、唐辛子をブレンダーにかけてペースト状にする。
③ ②にカレー粉を小1くらい、塩を入れて混ぜる。
④ ③を油で炒める、水を足す。
⑤ トマト3個を入れて煮る。
⑥ 塩で味を整える。
⑦ 揚げゆで卵を⑥に入れる。

②〜⑥までは基本のカレーベースになり、⑦の行程の際豆でもチキン、豆、魚など入れて対応できます。

インド人の友達に教えてもらったのですが、インドではカレーは家庭によって使用するスパイスや作り方は違うみたい。
これはその友達の家の伝統のカレーのようです。

とってもシンプルな材料なんだけどとっても味わい深い味のカレーです。
でもシンプルだからこそすごく難しくって、微妙な塩加減やスパイスやにんにくの量、煮加減で味が全く違って難しいです。

この素揚げした卵は白身がカリカリになり、香ばしくなります。
黄身をくずしながら食べるとマイルドで美味しい。


ソロモンに来てから肉や魚やウィンナーなど加工品をほとんど食べなくなり、
ほとんどベジタリアンのような食生活です。

最近エッグカレーのお陰で卵すごく食べましたが・・・。
タンパク質は主に豆腐か豆から取っています。
豆の中でもレンズ豆は水戻しせずにそのまま使えたりするので重宝しています。

それから、調味料も最近はコンソメやダシなどもあんまり使わなくなりました。
野菜からでるうまみと塩、少量のスパイスで十分に美味しいことに気づきました。

お肉やお魚からの動物タンパク質を食べるのは1週間に1度ツナ缶食べるくらいかな。
とても高価ということもあり日本では必須だったチョコレートやお菓子も食べなくなりました。

大体板チョコ1つが800円以上します。買う気が全くおきません・・・。

環境によって嗜好って変わるんだなぁって思います。
日本に帰ったらどんなもの食べるのかなぁ?
コンビニいっぱいあるしお菓子買っちゃうんだろうなぁ〜。

でも運動をして肉を食べない生活・・・身体はとても正直でとっても調子が良いです。



職場でのランチは私が作って行って皆で食べるということが多いのですが(いつも作りすぎて食べきれないしね・・)

 この日はスタッフが電話をくれて

「ちひろ、明日のランチは私が作ってあげる!何が良い?クマラ?キャッサバ?タロ?パナ?ヤム?」

これね、いずれもイモなんです。

正直なところあんまりイモが得意ではないのですが、身近なクマラ(さつまいも)をチョイス。

すると翌日のランチはこんな感じでした!

クマラを茹でたものとツナ缶まで一緒につけてくれました。

このツナ缶、カレー味でした。

ソロモンではツナ缶はとっても貴重なタンパク源で毎日のように食べられているのですが、チリ味、カレー味、普通のツナ、稚魚を使ったツナなど色々種類があります。

このカレー味タイプは初めて食べましたが、とっても美味しかったです。
クマラとも相性ばっちりでした。

クリニックの看護師、レベルによって違うんですが、大体お給料は月々2000ドルくらい(約28000円)です。

今日話をしていると、家にトイレとシャワーが無いという話を聞きました。
しかも近くに川や海も無い。だからトイレはクリニックのトイレを使うんだと。

どうしても家に居る時トイレ行きたくなったらどうするの?と聞いたら、
親戚の家まで30分歩いて行って借りるんだと。

ホニアラ市内でもそんな生活なんだなぁと少し驚きました。
物価がとても高いソロモン、しかも首都で生活するのはとっても大変なことだろうなぁと思います。
バス代3ドル(45円)も払えないと言って毎日歩いて1時間かけて来る同僚達。
電話は基本的にワンコールしかかけてこず、私がいつもかけ直す状態。


そんな経済状態でも時々こうしてランチを作って来てくれて、分けてくれます。

そして彼らとっても働き者なんです。

患者さん来ない時はこうやって寝てるけどね・・笑



本当に同僚にはたくさん助けてもらっていて、
毎日いっぱい話し、冗談言って笑って、時には真剣に話し合って、
一番同じ時間を一緒に過ごしていてソロモンでの一番の仲間だなと感じています。
良き友達、良き仕事のパートナー!
まだ1年あるのに、すでに別れを想像して寂しくなったりします。。


食べ物ブログになっちゃいましたが、今日はこれで終わり。
書く事まだまだあるのでまた更新します^^