大学院で国際保健について研究しています。

時間感覚のズレ

先週から体調を崩し万全じゃない状態で一週間のスタート。
消化器症状に加え、ものもらいができてしまいました。


月・火、目が痛い状態で仕事。


水曜日、ものもらいの膿を自ら出すと、少し体調が戻って来た!
今週のお料理教室はカボチャのココナツ煮込みだ!
気合い入れて頑張ろう!
と思った矢先。



朝出勤すると、クリニックの鍵が開いていない。
こんなことは日常茶飯事なので鍵を持っているカウンターパートを待つ。
不幸なことに今週は他に鍵を持っているスタッフはワークショップで不在。

今週のクリニックのオープンは全てカウンターパートにかかっている!




しかし待てど待てど待てど現れない。
ソロモンに来て、1時間待つのは当たり前。もう慣れました。

しかしこの日は2時間、3時間、5時間・・・結局現れず。
もちろん患者さんはたくさん来ます。
でも道具がないので診察できない。


そして料理教室の時間になると皆さんが材料を持って来て集まって来てくれました。
今回は誰一人として遅刻も欠員もなく、全ての材料が揃っていました。




にも関わらず
クリニックオープンできず。


みんなすごく楽しみに来てくれたのに、結局来週に延期をすることに。
しかも材料は、「夕食に使って」と置いて行ってくれました。。。


はぁ・・・
とっても申し訳ない気持ちでいっぱい。




以前同じようなトラブルが重なったため何度も訴え合鍵を作ってもらったのですが、
クリニックに盗難に入られたため鍵を交換し、そのあらたな鍵をまだもらえていないのです。
どうにか早くゲットしないとなと思いました。




その翌日、通常通り出勤してきたカウンターパート。
いつもは何も無かったように振る舞うのですが、今回はいつもと違い


「料理教室できなかったんだよね。本当にごめんね!」と初めて謝って来ました。


しかもその言い訳が、


「研修で日本に行く事が決まりあまりにも嬉しくて、興奮して、クリニックに来る事を忘れてしまったの」


・・・素直な言い訳。




最近、JICAの研修で日本行く事が決まった彼女。
きっと本当に興奮して忘れてしまったんでしょう。




その日一日彼女は妙に優しく、あれやこれやと色々丁寧に教えてくれて、

本当に申し訳なく思っているんだなという気持ちが伝わって来ました。




あんなに何時間も待たされて料理教室も中止になって、どうしてくれる!!!とやや怒りで興奮気味だったのに、




なんか許せちゃうんですよね (^^;)

日本で時間に守るということを学んで来てもらえたら嬉しいです。






そして今週は第一回のエアロビクス教室を開催しました。
これも問題が色々ありそうです。




開始は16時。
12時に会場の下見に行って見る。
が、先週で終わると言っていたはずの改修が終わってない!!


ボスにまだ改修をしているがどうしようかと話をしに行くが、木材を除けて使って良いと言われる。


どうにか使えるように15:30までにスペースを作ってもらうように伝え後にする。




15:30再度場所を見に行く。

が、
木材や道具やゴミが散らばっている。。
しかもビール飲みながらビートルナッツチューイングしながら騒いでる〜〜〜><


お願いだから掃除をして欲しい!と一言。
ようやくお掃除始めてくれました。




これで一安心。
待ち合わせ場所に行き、参加者を待つ事に。
しかし、
待てど待てど誰も来ない。
インストラクターさえ来ない。


16:15 1名到着
16:30 インストラクター到着、機材を取りに戻る
17:00 4名到着
17:10 インストラクター再来
17:15 ようやくエアロビクススタート


困った事にインストラクターのジェニーが、
「音楽機材を忘れた」と一度帰宅。


ようやく17時過ぎにスタートできました。




どうしてもソロモン人との時間感覚は合いません。

日本人だと、16時開始ってなっていると10分前には大体の人が来てるんじゃないかな?

ズンバなどの教室に行っていると、日本人に関わらず大体の国の人はそうです。

でもソロモンだと、16時開始となっていると16時に家を出るといった感覚。


ザ!!!ソロモンタイム!


1時間待つのは当たり前。
ソロモンに来て待つのは慣れた?というか、しょうがないなと思っています。
それが彼らのリズムだから。


それにさらに困った事に彼らの時計はほぼ合っていません。

ジェニーの時計は30分も進んでいたし(にも関わらず遅れて来ているが)、
他の参加者の時計は朝の7時になっていた。
これでどうやって時間に正確に行動できるのでしょうか。


でも時間ぴったりに来ない事が彼らが時間にルーズだとは思いません。
単に時間の感覚がズレているんじゃないかと思ってます。



それにこのエアロビクス教室は私じゃなくてジェニーが中心となって進んでいって欲しいから、
あえて時間を守ろう!とは言わないつもりです。


しかしいつまでも待っているのも辛いし、その待ち時間をどうにか有意義にするしかないなって思ってます。

パソコンで仕事ができるし、勉強もできるしどうにかします。


ただ待ちぼうけといったことをしたくないって思っちゃうのはやっぱり日本人です。


逆に料理教室は'No Solomon time !!!'と言っています。
そして「遅れて来ても作り終わっちゃって、食べれないよ〜」と。

それが効いているのかほとんどの人は時間ぴったりに来ます ^^;




さて初めてのエアロビクスを経験した患者さん達。

最初は恥ずかしがって身体を動かさなかったんだけど(結構ソロモン人シャイなんです)、
徐々にジェニーに合わせて動かし始めました。

終わった後は汗だく、みんなとっても良い笑顔。
「こんなに楽しいエクササイズは初めて!」と。


翌日も参加した患者さんがクリニックに来てくれて、
「夜ぐっすり眠れた!普段は全然眠れないのに!」とやや興奮気味。



こんな反応見ると、やっぱりやって良かったって思うし、
どんなに待ち時間が長くても頑張れちゃいます。



それから会場の問題も浮上。
使用時間の関係であまり長くは会場を使わせてもらえないようです。


もう一度会場探しを開始しました。
これがなかなか大変。


ちょうど良さそうな学校のホールを見つけられて、校長先生に会い交渉をしました。
使用料が結構かかるということ。


教育省へのアドミッションレターをその日のうちに提出してほしいと言われ、


校長室にて先生達と歓談しながらレターを書かせてもらいプリントもさせてもらい提出しました。
どうにかディスカウントをして欲しい旨も記載して。


現在教育省からの結果を待ちです。


学校に突然訪れてもすぐに校長先生に繋げてくれて、握手で迎えてくれる。
こんなことがやりたいんだという話をするととても親身に聞いてくれる。

ソロモンのこんなフレンドリーなところがとても好きです。






一つのものを形にしていくのって本当に大変。

人をうまく動かす事も本当に大変。

でも多くの人に楽しく健康に興味を持って欲しいと思っています。
料理もエアロビクスもとっても楽しいこと。

「楽しい」から「健康促進」につながって、結果的に継続していってもらえたら良いなぁとささやかな希望を持っています。



最近問題に感じているのはクリニックの体重計のこと。

クリニックの体重計のバネがおかしくなり数値が狂っているんです。

以前は−3kg軽く表示されていたのに、最近は-5kg軽く表示されるようになりました。

それも本当に-3kgなのか5kgなのかもあやふや。。

大概は表示されてる体重にプラスしてカルテに記載しています。

でもこれじゃ正確な体重はわからない。

gまで正確にデータを取りたいし・・・。

ダイエット頑張っている患者さんには100gでも200gでもとっても大切なことなのに。。


質の良い日本製の体重計が欲しいです。