大学院で国際保健について研究しています。

悔しいのだか悲しいのだか・・・

2ヶ月もブログをサボっていました。
残り3ヶ月と短くなってきているので、出来るだけ更新したいなぁと思っています。


先週末から体調を崩していました。

ここに来てよく体調を崩していますが、
やはり熱帯の高温多湿の中での生活は感染症にかかりやすく、
なかなか大変な環境です。
まだマラリアデング熱の感染したことがないのが救いでしょうか。

無理をせず、とはよく言われますがなかなか判断がつきません。

まだ大丈夫じゃないか?とか思って少し無理をすると、ドカーンと悪くなる。
日本では1日くらいで治る風邪がこちらではなかなか治りません。
自業自得なのはわかってるし、今後気をつけなきゃと思います。


先週はおかしいなと思いながらもなんとか仕事をこなし、
週末は丸々ベッドの上で過ごし、
本日。
まだ熱があるし、ひどい咽頭痛。




よし今日は仕事を休もう!と決心し、クリニックに行き抗生剤をもらい、休む旨を伝えたわけです。

良いのだか悪いのだか、同僚は欠勤にはとても寛容です。


「休みなよ。患者さんには帰ってもらうから。」



しかしクリニックの前を見ると20人以上の患者さんが私を待っているのです。

悲しいことに、
私が休むとその患者さんを見る看護師は居ない。
誰かが私の代わりをしてくれるわけじゃない。
カウンターパートも相変わらず職場に居ない。

患者さんはそのまま帰るだけ。
皆さんわざわざ往復のバス代を払って来てるのに(簡単に払える額じゃない)
クリニックに片道二時間かけて来る人もいるのに。



そんな患者さん達を見過ごせるわけにはいかない。



簡単に休みなよ!と言われてもそんなの見てしまうと休めるわけない。


無責任な優しさを感じ、とても腹が立ち、悔しく、
今日は、半ば泣きそうになりながら23名の診察をしました。
そのうち7名は医師による診察が必要と判断し、国立病院に送りました。
私は辛くもあったけど、今日出勤して良かったと心から思いました。







仕事への責任感のギャップ。
これは、なかなか埋められるものじゃありません。


例えボランティアだとしても、
仕事への責任感を感じているし、
この国の将来を案じ、どうすれば良くなるか頭を悩ませる日々。


でもそれもバカらしく感じちゃうくらいのこのギャップ。

そもそも育ってきた環境が違う中で、それを同じようにするなんて絶対に無理。
だからそういう部分変えた方が良いとは言った事がありません。

例えそのギャップがありながらも、彼ら自身が継続可能な支援をいかにしていくのか。
これは生涯私の課題となるような気がします。


そういうことを肌で感じることができただけでも、この2年間は良かったのかなとも思います。





生活習慣病の治療には、通院継続がとても重要。
それなのに看護師がクリニックに居ないから継続を止めてしまうなんて
悲しすぎる。あってはならない。
私は3ヶ月後にはここに居ない。
その後の人事配置をよく考えてもらわないと今まで私がやってきたことが全て無駄になってしまう。

なんてことをクリニックの上司に伝え、帰って来ました。


伝わってるかな??

伝わってるといいな。




ところで先日から私の家に中国人カップルが中国から引っ越して来ました。

初めてのシェア(寮生活以外で)しかも中国人!とのことで、
不安と希望??で胸がいっぱいです。