大学院で国際保健について研究しています。

お料理教室再開

洪水から2週間が経とうとしています。

その間、3回もM7以上の地震が起こり災害まみれ、問題山積みなソロモン諸島でした。



今週から、またNCDクリニックにも患者さんがたくさん戻って来ました。

久しぶりに笑顔の患者さん達の顔を見てとても安心しました。

残念ながら避難所暮らしをしている患者さんも多く居ます。

今週は指導をするというよりは、患者さんの話をゆっくり聞くという姿勢で仕事しています。

辛い思いをしている方々の話を聞くのはこちらも悲しい気持ちになりますが、

話してすっきりした、と言ってもらえるとありがたいなぁと思います。

避難所での食生活はNGOによって配布されているビスケット・米・インスタントヌードル・ツナ缶(時々)といった様子で

かなり栄養バランスが悪い状態です。

そんな話を聞きながら、どうにか栄養改善のお手伝いができれば良いなぁと思いました。



そして、今週から料理教室を再開しました。

避難所生活をしている患者さん達には、「気分転換にランチ食べにきてね」と声をかけました。


料理教室の中で栄養があるものをしっかりと食べられるように今までよりも材料を多く準備し、(今までは簡単に味見できる程度の量でした)

主食(ごはん・茹でたイモなど)も準備することにしました。

主食と野菜を使ったおかずが一緒に食べられるようにしようと思っています。



今日はフェーンとツナのココナッツミルクサラダ(これが本当に美味しくて私大好きです)と茹でたクマラ

そして持ち帰れるようにバナナパンケーキも作りました。




料理をしながらたくさん笑顔が見られました。


喜んでもらえて本当に良かったです。



料理教室は1年間ずっと無料で行ってきました。

参加費を徴収しなよ!と時々助言を頂くのですが結局それはできませんでした。

色々悩みながらも週に1回続けて来ました。


仕事をしていない主婦はお金を持っていないのです。

クリニックに来る往復のバス代6ドル(約90円)も大変なくらい。


確かにコストがかかるのですが、それでもお金には換えられないものが得られるのです。

あと2ヶ月、毎週続けます。




今日は参加者から、

「娘のためにバースデーケーキをフライパンで作りたいんだけど・・・」

と相談をされました。



もちろんNOとは言いません。


このイースターの休日は久しぶりにレシピを考えよーーー!