報告会at名古屋
JICA中部にて帰国報告会がありました。
約50名のシニア・日系社会青年ボランティア・青年海外協力隊が集まり報告を行いました。
報告は15分間。
2年間の経験を15分にまとめるって本当に大変でした。
あれもこれも話したいという思いと葛藤しながら、ソロモン諸島の説明と自分の活動を簡潔にまとめることにしました。
しかし2年前の私は人前で15分間話す事さえも緊張して出来なかったのですが、
今は15分間!?短い!って思ってしまいます。
この2年間で培った度胸と自信ですね。
お世話になったトム(大家さん)から頂いた大切なシェルマネーをつけて、ラバラバを巻いて臨みました!
自分の発表以外の時間は他の方の発表を見学できたのですが、とても面白かったです。
15分間の使い方は人それぞれで、歌を歌ったり、アイスプレイキングをしたり、動画を流したり、音楽を流したり、
間の取り方とか、声の張り上げ方とか、表情とか・・・
色々なプレゼンテーションを見学して色々学びました。
どうしたら印象に残るプレゼンテーションが出来るのか?
これって私の中の課題です。
発表の後に協力隊を受験中ですという方や、受験を考えていますという方、
本当にたくさんの方が話しかけてくださいました。
みなさんのためになったかどうかはわかりませんが、是非良い方向に進みますように・・・。
そしてたくさんのJICA関係者の方々ともたくさん話ができました。
近隣にたくさん知り合いが増えて嬉しかったです!
そして楽しみだった友人との再会。
たまたま訓練所に集った仲間がそれぞれ世界中に散らばり、2年ぶりの再開。
友人たちの活動報告を聞くのはとても感慨深かったし、感動しました。
それから、それぞれの国の苦労話で盛り上がりました。
しかし色々な国の中でも、島国&南大洋州の生活環境の過酷さは際立っていました。
一周30分で歩けてしまうモルディブの小さな島に住んでいた友人は、
野菜がどこにも無くてそのへんに生えてる葉っぱを食べていたとか、
水が無いから海水で毎日シャワーを浴びていたとか、(海水では石けんが泡立たないらしい・・)
バヌアツのある島に住んでいた友人は2週間水が枯渇してシャワーが浴びれなかったとか、
ソロモンのある島に住んでいた友人も水が枯渇し1週間2本のペットボトルで生活したとか、
雨が降るとみんなで口を天に向けて開けて飲んだとか、バケツを外にだして雨水ためて喜んだとか、
冷蔵庫が無くて食べ物がすぐに腐ったとかネズミに食べられたとか(私の話)、
きっとその当時は本当に苦労したし大変だっただろうに今はこんなに笑って話せるということ、
そして何より無事に友人たちが帰国して顔を合わせられてまた一緒にお酒を飲めるというのは
何よりも嬉しいことでした。
ソロモンの同期と。同期と日本で会うのはなんだか不思議〜。
ワントク!!っていう気持ちです。
さて、ソロモンでの生活に戻ります。
仕事の話が続いていたので、友人たちとの思い出についても書かないといけません。
帰国前の日々は別れを惜しむかのように友人たちと多くの時間を過ごしました。
この写真は私が2年間のありがとうを伝えるために友人を家に招待しました。
タイ料理でおもてなしをいたしました。
メニューは、
エビのレッドカレー、エビせん、バジルと鶏肉炒め、唐揚げ、ソムタム(青パパイヤサラダ)、生春巻きを作りました。
ソロモンって本当に食材の調達が大変なのですが、
今思うとまぁよくがんばったなぁ自分・・・と感慨深いです。
この時台湾人の友達に言われたのが、
「日本人とパーティーするときは会話を大切にしていてすごく楽しい!
台湾人のパーティーではそれぞれテレビを見ていたり、ゲームしてたり、映画を見ていたり、まとまりが無いんだよね」
確かに・・・
時々台湾人の友人達のパーティーに行ったときに感じたのは、まとまりがなくお互いが自由に時間を楽しんでいる・・・
良くも悪くも、Freedomな感じなのです。
日本人がHarmonyを大切にするのはパーティーでも表れているのかも!
こちらは送別会を開いてくれたもの。台湾人、韓国人、日本人のメンバーです。
写真で見ると明るいですが、これはカメラのフラッシュの明るさで、
実際は停電中で扇風機もない暑苦しい暗闇パーティーでした。
延長をして一緒に帰れなかった同期がくれた似顔絵付きのメッセージカード。
これ実は期待していたのです・・・嬉しかった〜><
友人が豚骨からスープをとってラーメンを作ってくれました(写真が無いのですが・・)
ギターが弾ける友人が色んな歌を歌ってくれて、その歌を一緒に歌って。
その時に初めて中島みゆきさんの「糸」を聴いて、素敵な歌だなぁと感動しました。
いつまでも帰りたくない、楽しい一夜でした。
私が小さい頃からものすごく苦手な言葉が「外人」という言葉なのです。
なんとなく差別意識や偏見を感じてしまう言葉です。
誰かに言っちゃだめだよ!と言われた覚えがあるのですが・・・。
両親だったかな?先生だったかな?
ソロモンでは色んな国籍の友人ができて、初めて自分が持っている日本人らしさを自覚をして。
自分の常識を当たり前だと思ってしまうのはおかしいことだということを知りました。
よく友人と意見が衝突することもあり、
日本ではこうしていた!これが普通!と伝えると
'It is in your world, but it is not in my world!'
と返ってきたことがありました。
でもどんなに衝突しても、お互いの良さを認め合ったり、尊敬し合える友人たちでした。
色々な国籍の友人と「英語」というツールを使って交流ができる楽しさは最高です。
英語は勉強するためのものではなく、世界を広げるためのもの!です。
次のブログも友人たちとの思い出について書こうと思います。