大学院で国際保健について研究しています。

ベトナムの生徒からの突然のお願い。

先週は初めてのIELTSを受けて、あまりの出来なさに撃沈し、週末はかなりトーンダーンしておりました。
リスニングとリーディングが歯が立たず、力をもっとつけなくてはいけないな、と思いました。今は医療系の文献を読んでいて、かなりバイアスがかかってしまっているようです。幅広く本や映画を読んだり見るようにしようと思います。
あとは、きちんと問題集もやらなきゃ。


ライディングは日頃のディベートの原稿書きの効果か、まぁまぁ書けました。
(スペルミスはありそうだけど。。)

それから一番楽に感じたのはスピーキング。
内容もアカデミックなものではなく、割と日常会話のような感じでした。
「メールと電話はどちらが好き?なぜ?」とか、
「どんな家に住んでる?どんな家に住みたい?」とか、
「街並みが全て同じように見えてしまう街の開発計画にどう思う?」とか。。
一番困ったのは、
「これが建っていたらおかしいという建物はどんな建物ですか?また、それはなぜおかしいと思うか?」という質問。

なんとか無理やり言葉を見つけて話しました。

スピーキング能力が上がったのは本当に、日頃おしゃべりに付き合ってくれる友人たちのおかげです。

でも初めてのIELTS, 良い経験ができました。
高額だから頻繁には受けられないので、今年はTOEICを数回受けながら年末か来年あたりにIELTSを再度受験します(^O^)


ところで
先日の朝突然、
外務省のアジア学生事業のお仕事でお世話をしたベトナム看護学生の一人から
'Chiro--- may I ask you a favor?'
スカイプコール。

「もちろん?どうしたの?」
と聞くと、
どうやら「日本の某国立大学の奨学金を使って日本に留学したい。
そのために推薦書(誰でも良い)が2通必要。
そのうちの1通を書いて欲しい」と言われました。

「もちろん書くよ!でも私で良いの?いつまで?」と聞いたら、

'Time limit is tomorrow!!'
と叫ぶ。
(こういうとこ、ベトナム人ぽい^^;;)

推薦書を書くのはとにかく誰でも良いとのこと。
志望動機や日本で学びたいことや自己アピールなどまとめてすぐに私まで送るように伝えました。
そして彼女からメールが届いたら急いで文章を仕上げました。

「元プログラムコーディネーター」という肩書きで。

今は便利な時代です。インターネットがありソーシャルネットワークが繋がっているのでいつでもやりとりが可能。
間に合ったようで良かった、と思ってたら
「ごめんー英語版も書いてー!」と翌日提出時間ギリギリになって言ってきたので、
英語版も書いてすぐに送りました。
(こういうとこも、ベトナム人っぽい^^;)

そういえば、
ベトナムグループが来日した際、毎日予測できない訴えや要望や行動が多い大変なグループだったな、と思い出しました。


写真では無邪気そうで可愛い子たちなのだけど・・・

史上最強の迷子続出グループで、8日間の日程中に3組も迷子が出て、必死に毎日探し回りました。
(迷子の原因は許可をしていない範囲まで行動をしたり、グループ行動をするように何度も言っても単独行動をしてしまうことでした・・・)

頭の良い彼らは迷子になるたびに街行く人に携帯電話を借り私に電話をしてきました。

そして私は急いで待ち合わせ場所まで走り、申し訳なさそうにうつむいて涙目になっている学生を引き取りに行ったのも良い思い出。

そしてあまりにも待ち合わせ場所や時間を守らないことが多かったため、
バスの中でマイクを持って、
日本社会での時間を守る必要性と連帯責任についてや、いくら日本でもおかしな人が多いから街ゆく人誰でも声かけて携帯借りちゃダメ!とか毎日延々と説教をし、

「次に誰か迷子になったら、全員の自由行動なしね!!」と、
日本らしい連帯責任の必要性を教えたことも良い思い出。
(初めてgroup responsibility という単語を使いました^^;)


良くも悪くも、自己主張が強くマイペースなグループでした。


でも、こうして日本政府のプログラムを通して日本を好きになり留学したいと言ってくれるのはとても嬉しいことです。
この事業を行っている一つの理由も日本を好きになってもう一度帰ってきてくれること、
それが一番の目的でもありました。

そしてその大切な推薦者に私を選んでくれたことも嬉しいことでした。

どんなことを頼まれてもわがまま言われても、可愛い私の生徒です。

最愛の生徒が無事に受かりますように・・・。




私がベトナムに行った時は家族と友人総出で歓迎をしてくれました。




学生の通っている大学で


学生が通う大学(医学・看護学部)の見学ツアーを教授達と共に計画してくれました。


浅草寺



最終プレゼンテーションとトラディショナルダンスの発表前!


いつもお別れ前は空港で号泣してました^^;