大学院で国際保健について研究しています。

環境が変わると人間は変わるもの。

本日はバタバタと忙しく、あまり勉強の時間が取れませんでした。

でもとても興味がある日本語の文献を読むことができました。

1960年代は日本人の血圧が高かったため脳血管疾患の死亡率が世界一高かったが、
その後の減塩対策等で血圧が下がり、塩分摂取量も減り、脳血管疾患による死亡率も減った。
という内容の文献です。

そこでWHOのNCD profileを見てみると、
確かに血圧が下がっている。
血糖値とコレステロールは上がっているが・・・。


環境要因のコントロールによって、集団全体への影響を大きく与えて変化させる、
ということは私の将来の目標の一つでもあるので、この文献はとても興味深かったです。

”環境要因のコントロールは個人個人に対する利益は少ないが、
集団全体への影響は大きい" by Dr. G Rose

これから、Population Strategyについてもう少し勉強してみようと思います。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/08/s0804-3a01.html (厚生労働省HP)


今日は友人(医療は分野外)とご飯を食べながら、私の研究の話をしていたら、
予想外にも色々と良いアドバイスをもらうことができました。
元々私が何を目的に研究をしたかったのか、改めて考え直させてもらいました。

普段は研究室で一人でもくもくと作業をしているし、自分自身との会話が多く、
友人や家族と話す時はあまり自分の研究の話はしないのですが、
全く私の研究を知らない人に話をすることで頭の中が綺麗に整理されるのだな、ということがわかりました。

友人に言われたのは、
「研究をする際、その地域で起こっている問題を見つけることが一番難しいことである。
君がソロモン諸島に住んでいて実際に問題を明らかにすることができたことが一番の成果でメリットでもある」

なるほどな。。。

今色々と先行文献を読みながら、
ソロモン諸島の現状についてもう一度調べているのですが、でもよく考えると、
2年間も現地に住んで実際に問題を目の当たりにした私の記憶が一番新鮮なものだな、、と。

その記憶と過去の感覚を大切にしながら、かつ先行文献も参考にしながら、
良い研究をしたいと思いました。
ソロモンについての研究がしたいという約2年がかかりの夢がようやく叶うわけなのですから!


今日は全く時間が取れなくて、英語の勉強はできず。

でもランニングができたし、ロールキャベツが作れたし、良しとしよう。
明日はがんばろ〜