大学院で国際保健について研究しています。

cooking class ツナまんの回


先週の料理教室の様子です。
今回はトマトソースにする予定だったのが、前日にたまたまツナまんを作って持って行ったらこれが作りたい!との声。
結局ツナまん教室になりました。
(レシピは前回のブログにて)

今回の参加者5名。
教室始めると面白い発見がぞくぞく。
ツナ缶を開ける際にオープナーを忘れたなぁと思っていたら、「貸して!私がやる!」と参加者の方が。
彼女はまずナイフでひとつき。小さな穴を開け、そこからなんとスプーンを使ってギコギコ・・・缶詰を開けてくれました。
私もやらせてもらったけど、無理。
すごい力です。

そしていざツナ缶を開けたらさらに驚き。
通常ツナ缶のオイルは捨てるように指導します。
そこでオイルを捨てようとしたら「そのオイルちょうだい!」とタッパーを差し出す人が出現。
理由を聞くと家に帰ってからオイルをそのままごはんにかけて食べるとのこと。
そうなんですよね、そのツナの旨味がしみこんだオイルが好きなんですよね・・・。
そう言われるとノーとは言えません。

この料理教室ではなるべくまな板を使わないようにしています。
なぜなら皆普段使っていないから。
野菜を切る時は手を使ってちぎる、ナイフを使う時は宙で野菜をカットしてそのままボールへ。
みんなナイフの使い方が本当に上手、積極的にどんどんやってくれるので私は安心して観察していました^^

そして野菜を切って味付けをしようというとき。
今回はポークのブースターを用意したのですが、数名が「私の宗派は豚を食べられないからこの調味料は使わないで欲しい」と。
キリスト教プロテスタントの中の一つの Seventh-day Adventist Church, SDAは豚の摂取が禁止なんです。
なるほどー。聞いた事はあったけれどすっかり忘れていました。
調味料にも気を使わないといけないなと思った出来事でした。

この教室を通して単に私が料理を教えるだけじゃなく文化的な違いや新たな調理技術?を教えてもらっています。