大学院で国際保健について研究しています。

I came back to Japan !!

無事に!日本に帰国しました。

帰国前の一ヶ月は怒濤のように毎日が過ぎて行き、

帰国してからも落ち着かない日々が続きブログを更新できない状態でした。



あっという間の任期でしたが、

やはり2年の月日は長かったようで、出発前と帰国後では色々なギャップがあります。

当分はその抜けていた部分の穴を埋めるのに時間が必要そうです。




任期の後半は体力的に辛い日々も多く、

ソロモンの嫌な部分が見えてしまうことが多く、実は私はソロモンが嫌いなんじゃないか?

ソロモンを好きになれないまま帰国するんじゃないか?

と悩むことも多い日々もありました。





でも今日本に帰ってみて思うのは、ソロモンがめっちゃ大好き!ということです。




すごく辛かった暑さも、

ちょっと暑かっただけじゃないかとか(実際灼熱の日差しと暑さで一年中苦しかったのだけれど・・・)、


ソロモン人の時間を守らないルーズさにも、

なんであんなにイライラしていたんだろうとか(約束を守られた事はほとんどなかったのだけれど・・・)、


すっごく嫌いだった痴漢まがいな行為も、

友だちになりたかっただけじゃないかとか(実際それが原因でソロモン嫌いという気持ちを引き起こしたのですが)


なんだか結局悪いところって忘れてしまうようです。




そんな悪い部分よりもソロモンの良いところ。

常に知らない人でも挨拶するところだったり、

どんな失敗もNo woriwori (Don't worries!!)と言って受け入れてくれるところとか、

同僚の毎朝のハグとか、

Song for you ! とか、

Love you ! とか、

君は僕たちの娘だから!とか、

彼らの愛のある笑顔、態度や言葉。

こんな外国人の言う事をどんどん受け入れてくれて好きにやらせてくれた同僚、

日本人としての私を受け入れてリスペクとしてくれた各国の友人たち・・・

とても恋しいです。





日本に帰ってきてとても驚いたのは、

東京でたくさんの人々が一斉に横断歩道を無表情で歩く様子でした。


舗装されていない道を子どもたちが走り回ったり大人たちがゴロゴロしている、

ソロモン気分が覚めやらない状態でのあのときの衝撃はものすごかったです。




未だに、

とても明るい電気や

街中の人ごみやあらゆるお店の陳列された大量の商品などを見ると、

クラクラしてしまいます。


ソロモンでは最低限の生活をしていたので、

こんなにたくさん物に囲まれた生活への違和感を感じてしまいます。






しかし私は日本人なので、ある部分は順応しなくてはなりません。

ソロモンで得た良い部分を忘れずにゆっくりと日本社会に溶け込んでいけたらなぁと思っています。




ソロモンで得た2年間は自分にとってとても大きく、

一日たりとも無駄な日はありませんでした。

一言で表すと、'struggle' という言葉がまさにぴったりで、毎日が葛藤と挑戦でした。

少し日本での生活が落ち着いてきて、そんな日々をただの思い出にしておくのではなく、

しっかりと文字に残さななくてはと思うようになりました。

少し時間が経ってしまったけれどソロモンでの残りの1ヶ月について

今から振り返りブログに残そうと思います。

もう少し、私のソロモンでの旅路におつきあいいただけたら幸いです。



駒ヶ根の訓練所から一緒だった大好きな同期と!




空港まで迎えにきてくれた台湾の友人、同期だけれど任期を延長して一緒に帰れなかった友人と。


たくさんの協力隊の仲間!


離陸の瞬間まで友人たちが手を振ってくれているのが機内から見えて涙がこぼれました。