大学院で国際保健について研究しています。

学ぶ意味


週に1回訪問入浴の看護師のアルバイトをしています。
ここ最近多くの看護技術を要求される会社に勤務先を変えました。(会社によって看護師への要求が異なるのです。時給が良い会社を選んだら、やはりそれなりに過酷な現場でした。。)
久しぶりの人工呼吸器の管理とか、気管切開の吸引とか、吸入とか、褥瘡処置、ストーマ処置、摘便も・・・。
ブランクがあるのでかなりドキドキでしたが、体が覚えているものでなんとかこなしています。

1日に多くの高齢者(多くは要介護度4, 5)、認知症の方々に接します。
本当に多くの方々がいらっしゃいます。
暴言を吐く方、お風呂の中で暴れてスタッフを殴る蹴る方、
私の手を股間に誘導し、「触ってよ〜〜」とにこにこしながら話す方、身体を触ってくる方。
こういう予想できない行動をする人々とのやりとり、看護師時代には日常茶飯事に繰り返されていましたが、
今はそんなやりとりが妙に新鮮に感じます。

これこそ医療の現場だなぁと、日々の研究室での生活との大きなギャップを感じます。
何を研究するにもやっぱり現場が一番重要で、現場をよく知ることがなによりも大切だな、としみじみ感じます。




ここ最近は国際機関で働く方から貴重なお話を聞く機会があり色々と考えさせられました。

なぜ大学院で学んでいるのか?一体将来何がしたいの?と、よく聞かれます。
現実的には多くの道があるために、ここでこれがしたいという明確な返答はできません。

ざっくり言うと、
発展途上国における生活習慣病予防の研究を細々続けていけること、
世界のHealth inequityの解決のためにできる限りチャレンジをしたい、
と思っています。


そのための技術をつけるために大学院に入ったわけですが、今後の進路に迷う日々です。
まだまだ心に気力があるうちは挑戦をするべきなのか、挑戦をすることが恐いのか。
挑戦し続けることに疲れを感じているのか・・・。


でも常にチャンスを拾えるように準備をしておくのが大切だと思うので、
そのためにコツコツと頑張っていこう!(と、日々言い聞かせています。)


4月からの大学院の生活、タイへの留学、次から次へと教授から与えられる多くの難しい課題と、自分の研究と。
今まで私が生きていた中で最も勉強をしています。


大学院の勉強には、決して良い解答が待っていません。
教授から出される課題はとても難しく、
そして正しい解答も用意もされていません。

出された課題を自分で考えて発表して、みんなで共有して、討論して。
そこから新たなエッセンスが加わってさらに学びが深まっていくような形で学んでいます。
それはテストのための勉強よりもずっとずっと大変だけど、ずっと楽しいです。


もうこんなの自分には無理!と思うような課題ばかりだけど、
それでも自分なりに消化しなんだかんだ乗り越えてきていて、
その乗り越えた後の達成感は何事にも変えられません。

だから勉強は楽しいんだなー。

大学院の後期も残り3ヶ月!

毎日あれこれ悩むことが多い日々だけど、
同じようなフィールドを目指してる同級生とは同じような悩みを共有できるとても稀有な存在。

志が高い同級生、先輩、教授に囲まれながら日々を過ごせることに感謝をしなければ!



明日1年ぶりのTOEICを受けてきます。
久しぶりにTOEICの問題集を開いてみたらあまり出来が良くなかったのでがっかり・・・。
TOEICってコツをつかむのがとっても大切で、問題集をやればやるほど点数が上がるのはわかるのだけど、
ここ最近はサボっていました・・・。
がんばろ〜〜!


もうすぐ30歳、まだまだ人生の選択に悩みながら生きています。