ソロモン諸島の独立記念日
今日はソロモンの独立記念日。(1978年独立)
祝日ですが、クリニックの外来はオープンしているため私は調査へ。。
今のペースでは200人のサンプルが集まらなそうなので、もう少し気合いを入れることにしました。
私の調査は、身体調査、栄養調査、生活習慣インタビューと、一人につき30分ほどかかります。日本人だとアンケートに慣れていますが、何しろソロモン人はアンケートの答え方を知らない方が多いし、学校に行っておらず字が読めない方もかなりいらっしゃいます。そのため、一人ずつ時間をかけてインタビューをしています。
質問項目が多く、あまりにも細かく食べたものや生活習慣について聞くので申し訳ないなぁと
思いながらも、頑張って聞いています。
クリニックの看護師も患者さんに声をかけてインタビューへ参加を呼びかけてくれています。
参加した方々も看護師も、ありがとう!
今日は最後まで粘って12人のインタビュー。明日もこの調子で!
ところで。
今日突然ゲストハウスの中国人のオーナーがお食事に呼んでくれて、家族やゲストハウス職員みんなで夕食を食べました。最近少しずつ打ち解けてきたオーナーは英語が話せないので、コミュニケーションが難しいのですが、英語を話せるゲストハウスの職員を介して話しています。
朝食お粥
日本から持参した、キッコーマンのお醤油(鰹出汁入り)をお粥に垂らすと、それだけで
一気に日本の味!感動を朝から味わいました。。
キッコーマン様幸せをありがとうございます。。m(__)m
明日から朝食と夕食は気軽に来てね、と言ってくれました。
久しぶりの白いごはん、嬉しかった。。そして一緒に食卓を囲むことでなんとなく安心感もありました。
ここ最近一人で部屋でバナナとビスケット生活が続き若干気が病んでいたのでありがたかったです。
(以前掃除の件で文句言ってごめんなさいm(__)m)
食事についても今後の課題だったのですが、甘えて時々お世話になろうと思います。オーナーのキッチン使わせてもらえそうだし、何か料理しようかな!!
一人じゃ絶対にソロモンで調査はできない。
ソロモンで生活すると人に助けてもらうことが本当に多くて、
助け合う気持ちの大切さを改めて実感します。
日々多くの方々に支えてもらっていることに感謝!
インタビュー人数現在: 48名
(目標200名)
調査続行
今日も市役所にダイレクターは出勤せず。
まぁ仕方がない。
明日7/7はソロモンの独立記念日のため、祝日です。(=明日もダイレクターには会えない)
でもクリニックの外来は開いているので、引き続き調査予定。
クリニックの看護師たちが調査に協力してくれて、患者さんに声をかけて集めてくれています。
外国人がクリニックに突然来て調査させてもらうって、普通では考えられないことです。
元同僚達のお陰でスムーズに調査をできることに本当に感謝。
データ入力も始めました。
本当は、調査をした日にすぐ入力するのがベストだけど、サボってました。
帰国した後に分析を楽にするためにデータ入力を完了するぞー!
若干日本missingですが、来月色々楽しみがあるから今しっかりとできることを頑張る。
明日はインタビュー10人目指す!
インタビュー人数現在:36名
(目標200名)
ソロモンでの調査の許可をとるために奮闘
ソロモンの首都ホニアラ市立のクリニックでフィールド調査を行うにあたり、
保健省の倫理審査委員会の許可が必要です。
そのための必要書類が色々とあり、全て揃えて保健省に提出しなければいけません。
10ページの倫理審査のための書類に全て記入し
クリニックのダイレクターからのサイン付きのレター、
市役所のダイレクターからのサイン付きのレターも必要。
とりあえず保健省へ提出する10ページの書類は全て書き終えました。
クリニックのダイレクターからもサインをもらえました。
そして最後に市役所。
レターをあらかじめ私が作ってサインだけもらう作戦です。
14時頃に訪問するが、ダイレクターはランチに行ったため不在。
市役所のスタッフは暇そうにゲームをしたりインターネットをしている。
彼が何時に帰ってくるかも、明日出勤するかも誰もわからない。
ちなみに先週はなぜか1日も出勤しなかったらしい。(なんで欠勤理由を知らないの?)
待っていても仕方がないので彼の電話番号を聞き本人に電話する。
何度もかけても電話に出ない。
5度目でようやく電話に出る彼。
しかし何時にオフィス帰るかわからないと言う。(なんで?ランチでしょ?もうランチタイム終わってるし!!)
明日何時にくる?と聞いても、
(お決まりの文句) "Mi no save"
何時に来るかわからないと言う。(なんで?出勤してくれよ!)
あぁ〜〜〜ソロモンあるある。
ここでイライラしても無駄なので、期待しすぎないことがベター。
また明日も明後日もサインをもらうまで諦めない。
ソロモンにいるとやはり性格が良くも悪くも変わります。
ソロモン生活1週間が経ちました。
すでに日本食が恋しいです・・・。
ゲストハウスでは料理をできないので、中食と外食がメインです。
外食はとても高価なので、頻繁にはできず。マーケットでフルーツを買ったりパンを買ったり。
クリニックでは時々同僚がヌードルやコンビーフライスなどのランチを恵んでくれます。
ソロモン人は野菜の摂取が極端に少なく、魚も肉も卵も日本以上に高価なので食べられません。
そのため炭水化物中心の食事となり、タンパク質はツナ缶やコンビーフの加工品がメインです。
私も野菜・肉・魚を食べる機会があまりないのですが、
せめて週に3回はなるべく野菜を食べようとしています。
そのため以前お手伝いをさせてもらっていたRed Crossのレストランに時々足を運んでいます。
安価にソロモンローカルフードを提供している、ソロモンの中でも最もお気に入りのレストランです。
去年のタイ留学を思い起こすと食べ物には不自由することがありませんでした。
タイは本当に食べ物が安くて美味しくて種類も豊富で食には困らない最高な環境。
学食では100円で美味しいタイ料理が食べられたし、フルーツもソロモンよりもずっと安かった。
タイもソロモンも肥満が大きな問題だけど、
肥満を引き起こす原因は全く別のところにあるのをしみじみ感じます。
まぁ一か月の滞在なのでソロモンダイエットと名付けて我慢しようと思っています。
バングラデシュでの事件、協力隊OGの方や私の友人の友人が犠牲となっており他人事とは思えません。
ニュースを知ってからというものの気がとても重い日々です。
今こうして日々生きられていることを感謝をしなくてはいけないと思っています。
事件を通して犠牲になった方々に心からご冥福をお祈りいたします。
インタビューの人数
現在31名
(目標200名)
[Field research in Solomon, 2016
2年ぶりにホストファミリーが住むビレッジに行ってきました。
ホニアラの喧騒を離れて30分ほど車を走らせると、辺り一面ヤシの木に覆われたジャングルが現れてとても静かなビレッジが続きます。
私のホストファミリーが住むのはガダルカナル島北西に位置するビサレという地域。
村が海沿いに面していてとても美しい風景を見ることができます。
久しぶりに会った家族と近況を報告しあいました。
特に家族の次女(20歳)がもうすぐ結婚するという話で持ち切り。
彼女は常に携帯電話を手放さず、彼からの連絡を待っていて彼に夢中。
ビサレは携帯電話の電波が入らない地域なのですが、村から少し離れた場所に行くと、わずかな電波が入ります。
彼と電話をするために一生懸命電波を探して村を歩き回る彼女の姿がとても愛らしく可愛かった。
でも両親は彼女が結婚するにはまだ早すぎると言って反対していて、そんな両親からの愚痴も聞きつつ過ごしました。彼女によく言って結婚をやめるように説得して!とお願いをされたので私も色々アドバイスをしたりして・・。
世界中どこも家族は同じような悩みを抱えて生きているのだな〜ということを実感します。
翌日は
kokolako(鶏)の鳴き声とともに起きて綺麗な朝日を見て海に飛び込み、
そのあとはビレッジの友人たちと一緒にパンを作り。
ココナッツミルクを作り、(皮をむき、中の白い部分を削り、水を入れて絞ります)
小麦粉、ココナッツミルク、バター、砂糖、イーストを入れて捏ねます。
(ソロモンでは牛乳が手に入らないのでココナッツミルクを使います)
数時間発酵を待った後、
ドラム缶に穴を開けた自作のドラムオーブン(ソロモンでは主流です)で焼きます。
オーブンの横から薪を入れて火を上手に調整して、美味しいパンが完成!
ソロモンの伝統的な食事、イモ類(さつまいも、キャッサバ、パナ)や野菜のココナッツミルク煮込みもたくさん食べました。
すごくシンプルな調理法なのにソロモンに来たら妙に美味しく感じます。
ソロモンの村に住む多くの人々は家には電気、水道、ガス、トイレ、シャワーがなく、ほぼ自給自足で自然とともに生きる伝統的なソロモン生活を送っています。
日本には当たり前にある多くのものはソロモンにはないけれど、
決してそれは開発が遅れていている可哀想な人々、貧しいとは思いません。人々は人々が手に入る物の中で助け合い、不自由をすることなく現状に満足しています。
遠く先の将来を案じるよりも、毎日一日一日を大切に生きています。そんなシンプルな生活の中で生きる人々の笑顔はとても輝いていて素敵だなぁと思います。
さて。
ホニアラに戻ってきてから保健省に行ったら、
私が行う研究の倫理審査のための大量の書類を提出するように言われたので
これから頑張って書きます!
調査も引き続き頑張ります!
ソロモンで調査を開始!
ソロモン3日目。
なんというか、とても楽です。常に自然体でリラックスして過ごせます。日本からまだまだ来たばかり。ソロモンの良い部分をすごく実感しています。長く過ごすと慣れて気づかなくなる部分、新鮮なうちに感じておきたい。
街を歩くと知らない人が常に話しかけてくるのは日常茶飯事。今日も気づくと知らない女の子とずっと歩き続けてた。
ソロモン人、本当にどこまでも明るい。くだらない話をしてゲラゲラ大声をあげて笑う笑う。こちらも自然に笑顔になるし元気になります。
さて、昨日無事に許可をもらったので、今日から調査を開始。
クリニックに来た患者さんへのインタビューをしました。
するとよく顔なじみの患者さんにもちらほら再会。
みんな、私の名前もよく覚えてくれていました。
私のレシピ本を今でも使ってるし、
野菜を使ったヘルシーレシピの開発をしてるよ!と言ってくれた方も。
(患者さんと再会!)
今日は午後からクリニックがお休みなので午前中のみ。
半日で7人のインタビューを実施しました。なかなか良いペースです。
高齢の方にインタビューをしていると、どんどん話がずれていってしまい、死生観や宗教観についても語っていただいたりして、それはそれで面白い。
もっといろんな話が聞きたいな。
去年のタイの調査では言葉の理解ができなくて私が主体の調査ができなかったことが敗因でもありましたが、
今回は言葉の問題は全くない。そして質問項目が私が以前していた仕事とほぼ同じ内容なのでスムーズです。
引き続きがんばります。
今日のランチ。
同僚がヌードルを作ってくれる。
パサパサのビスケットとヌードルを一緒に食べる、ソロモン流。
野菜なし、タンパク質なし😅😅😅
毎日これではいけないなぁとは重々承知しています。
(でもソロモンでこれを食べるとすごく美味しいのです。。)
アイスクリーム屋さんでは以前見なかった新しい商品を発見。
pawpaw with ginger?? (パパイヤ生姜味)??
アイスクリームはシングルが6ドル(85円くらい)
物価が高いソロモンではお財布に優しいオヤツ。
外食は日本以上に高く(以前よりも物価が上がってる。インターネット以外)、自炊も難しい状況。。
ソロモン滞在中は身体に気を使うのは難しいなー。手軽に食べられる果物を食べて、出来るかぎりがんばります。
週末はホストファミリーが住んでいるビレッジを訪ねてきます。
local kaikai (ローカル料理)とパイナップルとパパイヤが楽しみ!
今日はマーケットでハンドメイドのアイランドドレスも購入。(100ドル=1400円くらい)
教会の日曜礼拝に着ていきます。
ソロモン滞在2日目。
今日は調査を行うための許可をとりに行く日。
そして友達に会いにあちこちに足を延ばしました。
昨晩はネズミの遭遇もあり、あまり寝付けませんでした。
今ゲストハウスのような場所に泊まっているのですが、部屋が何しろ汚い。(それ故、ゲストハウスとは言い難い)
良く床を見ると黒い点々が部屋の床に散在してあり、よくよく見ると、、ネズミの糞でした・・・。
オーナーは中国人。
今日は朝起きてすぐに部屋の掃除をしてほしい旨を伝えるが、曖昧な返答。
私が泊まることをあらかじめ知っていたにも関わらず掃除をしてくれていないオーナー。
お金を払っているのはこちらなのに、掃除をするように言っても明らかに掃除をする気がなさそう。
そんなところも、ここはソロモン。
イライラしてもしょうがない。
中国人のオーナーに話をし続けてもらちが明かなそうなので、次はソロモン人の掃除スタッフに話をしてみる。
しかし「ボス(中国人)の下で働いてるから、ボスから指示されないと仕事できない・・・。」と渋い顔。
しかし私も引き下がらず話を続ける。
私が日本人であること、ピジン語がよく話せること、彼女の出身地のマライタ島のマルーに私が住んでいたことがあることなどをアピールすると、彼女の表情が一転、笑顔が広がりました。
「あなたは私の友達!いつでも掃除しに行くよ!」と言ってくれました。
ソロモンでは
日本人がとても良いイメージを持たれ好かれています。
そして同じ言葉を話すワントクであるとわかると、ものすごく仲間意識を感じてくれています。
無料でしてもらうのは嫌なので、
私が彼女に直接お金を支払うことで時々掃除をしてくれることになりました。
(オーナーを介さないほうが彼女にとっても絶対に良いはず・・。)
そして1時間後には部屋が綺麗になりました。
ソロモンではソロモンのやり方でやらないと。
そんな一仕事をした後、調査を予定しているクリニックへ。
2年前と同じ道を歩きながら、出勤していた日々を思い出しました。
クリニックのドアを開けると、知っている面々がいっぱい!
ほとんどのスタッフは当時と同じまま。
みんなが大きなリアクションで大きなハグをして迎えてくれました。
そしてクリニックのダイレクターのサモと調査についての話をしました。
サモは、
今でも私がソロモンのことを研究してくれていることがすごくうれしい。
そして、肥満についての研究はソロモン諸島に絶対に意味があるし重要だから続けてほしい。
さらに、私が当時した仕事を今でも本当に感謝しているから、何でも助けたいと言ってくれました。
そして調査をするためにはホニアラ市役所と保健省からの許可が必要であるとのことで、
サモも一緒に市役所と保健省についてきてくれました。
行く先々でサモはそれはそれは熱弁をしてくれました。
私が当時クリニックでしていた仕事の話や、これからやっていきたいこと、調査がいかに大切な役割を果たすかなど、いやぁそれは言いすぎだよ〜〜と言うくらい^^;
まず、市役所ではあっさり許可が下りました。
良かった。
そして保健省では、調査をするためにソロモン諸島の倫理審査を通さなくては行けないし時間がかかると言われました。
しかしサモは、”All the responsibility is mine.”と。
「今回の君の滞在時間内に審査の合否の結果が間に合わない。
私が調査の全責任をとるから、明日から調査を開始して良い」と言ってくれました。
サモ・・・なんだかかっこいい・・・。
ありがとう。
またじんわり涙が・・・。
ソロモンに来てこんなにもスムーズに色々とことが進むとは思わなかったので、
拍子抜けしました。
これも2年間で育んだ信頼関係の賜物。
2年前の自分、よくやった!と言ってあげたい。
明日から本格的に調査を始めます!
(以前の同僚、大変お世話になったケルビン)
ソロモン諸島、ホニアラに到着
シンガポールでの5時間乗り継ぎを待ち、
ブリスベンで3時間乗り継ぎを待ち、
合計29時間の旅路の末に無事にソロモン諸島ホニアラに到着しました。
ブリスベンからホニアラまでの機内食。ヨーグルト、デニッシュ、ナッツやレーズンなどのスナック。なんだかピクニックのおやつみたいで可愛い。
飛行機から見える広いジャングルと、ヤシの木でできた家々を見ながら、たくさんの思い出を回想し、ようやく帰って来れたことへの喜びを感じ、万感の思いでいっぱいになりました。
あの時と同じ光景、匂い、気温、湿度。。
協力隊の任務が終了してから二年間、いつか必ずソロモン諸島で調査をしたいと、ずっと毎日願って頑張ってきたので尚更感動もひとしおでした。
空港まで迎えに来てくれた友人がWelcome back !と言って強くハグをしてくれて、本当に嬉しかった。
宿については友人がどうにか探してくれてなんとかなりそうです。
今日は友人や知人と会い一日が過ぎました。
私の生活や調査を助けたいと言ってくださる方々がいます。
もう、その気持ちだけで嬉しいです。
夕食もご馳走になりました。ありがとうございます。。
ソロモンの魚、ジューシーで美味しい。。
来る前までの大きな緊張感や不安が、ソロモンに来てから一気に吹き飛びました。
あれ、なんで日本ではこんなに小さなことにビクビクしていたんだろう?
二年前のように、強く、やる気に満ち溢れていた自分を思い出しました。
Just keep doing! の気持ちで、やり抜きたい。
と意気込んだところに、たった今、宿に特大ネズミ(猫かと思った....)が出現し悲鳴をあげそうになりました😲
そうだ、天敵は蚊とゴキブリだけではなかった。。。