大学院で国際保健について研究しています。

上海的生活③

上海へは上海在住の両親に会いに行きました。
ガイドブックを一冊も持たずに行き、全て旅行日程を両親が企画をしてくれました。
観光地はあまり行かなかったのですが、旅行の時とはまた違う中国の文化に密着した生活を送ることができました。


たくさんあるので書ききれないので厳選して紹介します。

①Peace hotel
変わって行く街並もあれば、中国の歴史をそのまま残している建物も多くあり・・
その一つが有名な五つ星ホテル和平飯店(Peace hotel)です。



両親と。


1929年創業のこのホテルは
世界各国の外交官や著名人がホテルの豪華スイートを上海での拠点としたことで、
ピースホテルは伝説的な存在となったそうです。

今回は父が有名なオールドジャズバーに連れて行ってくれました。
平均年齢75歳のオールドジャズバーです。

最高年齢87歳の方がサックスを吹いていました。かっこいい!


大好きなムーンリバーが流れていました。
皆でお酒を飲みながら(モヒートが美味しかった)、ジャズを聴いてとても楽しかったです。



②上海病院事情

母の検査に付き合い上海の病院へ。
日本人が多く住む地域にあるクリニックです。
そして病院の中は日本の病院かと間違えるようです。
待合室では飲み物が飲み放題(冷蔵庫にあるウーロン茶やポカリなども取り放題)でお菓子も置いてある。
本の雑誌や漫画なども。テレビは日本語で「風の谷のナウシカ」が。
受付も医師も看護師も日本人が居て日本語が通用する。


さてクリニックでは診断をつけるため、
検査(XP,CT,MRIなど)が必要な場合は大きな病院に移動して行う。
しかもクリニックから高級車で検査をする病院までの送迎+日本語での医療通訳つき。

大きな病院はVIP用の病院であまり一般の方は居ないようでした。
待ち時間も割と少なく、通訳の人が手続きをしてくれてスムーズに検査が受けられました。

中国の医療事情で聞いて驚いたのは・・・
中国ではお金を払えば医師を指名できるらしい。さらには指名料は医師のランクによって異なるらしい。

しかも驚いた事に、
外来患者はカルテがないらしい。
なので患者さんが自分で自分のカルテを持ち歩く。レントゲンも写真を持ち歩く。
自分の情報については自己責任のようです。

とりあえず日本人は海外保険に入ればVIPな対応はしてもらえそうです。
海外保険って大切です、ほんとに。

私もお腹の調子が悪かったので東洋医学もできる先生に舌を診てもらいました。
胃腸が弱っているとの診断でした😓


③母に連れて行ってもらった盲人按摩



漢方が入ったお湯に足をつける母。


全身マッサージ(60分)+足裏マッサージ (60分) 
188元と書かれた日本語メニューを出して来た店員さんに母が値段交渉し、
結局130元(1700円)に。
中国に来て母変わったな・・と思った瞬間です。

視覚障害者の方が施行してくれます。
中国では「盲人按摩」という言葉をよく見かけました。
元々按摩というのは日本でも視覚障害者の方がよくお仕事をされていたそうですね。

足の裏苦手な私はぎゃーぎゃー騒ぎまくっていましたが気持ちよかったです。
全身マッサージでは終始ぐっすりでした。



④母に連れて行ってもらった韓国式銭湯&サウナ

「纽斯桑拿会所(NEWSTAR)」
韓国人街の金汇南路という駅。
駅から出ると街中ハングルばかり、韓国人だらけです。

入り口で靴を脱いで歩くと、全館床が総大理石製&床暖房(オンドルと言うそうです)
でポカポカ。

銭湯は日本形式で特に変わらない。
ちょっと違うのは、

無料の紙パンツ、着替え、歯磨きセットなどが用意されていること、
湯船の横で黒のレースすけすけビキニに黒いブーツのおばちゃん達が垢スリをしてくれること。
(注:決してセクシーではない)

裸の女性がずらーっと6人並んで一人ずつビキニのおばちゃんに垢をこすられる姿は圧巻でした。
もちろん私と母もしてもらいました。1時間くらい垢をこすられていたと思います。

垢すりの後の牛乳+キュウリパックもお願いしました。

まず牛乳を全身にかけられ、さらに腐りかけたキュウリ一本、目の前ですりおろし、そのまま顔にon。
さらに卵パックは泡立て器(もちろん手動)で泡立てホイップしたものをそのまま顔にon。

もう、すべすべです☆


お風呂のあとは
ハンジュンマクという韓国式サウナがありました。
クリスタル・玉石・塩・黄土・木炭・赤外線で装飾された『蒸し部屋』
という、服を着たまま利用可能です。
疲れたら休憩室へ。映画をみたり、横になったりするスペースのほか
テレビを見ながらゴロゴロするベッドがあるのでまったりと過ごせます。



厳選してお送りしました。
もう少し続けようと思います。お付き合いください。。