大学院で国際保健について研究しています。

白身魚とココナツ煮込み

先週第一号報告書を無事に提出しました。協力隊では全隊員が3ヶ月毎にレポートをJICAに提出することになっています。まだまだpostingされて日数も浅く把握出来ていない部分が大きいのですが現状を報告しました。
次の報告書ではもっと具体的な方法を考えて行動を起こせているといいなと思います。
何をするにも自分次第なので、頑張って行きます。


ソロモンでも料理が趣味になっています。
周りの方々が声をかけてくれるのでシェアをしながら一緒に食べています。ソロモンはそれぞれの家庭が大家族なので日本のように何品も作ったりするスタイルではなく、大きなポットにドカーンと作りそれを皆でシェアします。


食べた後は歌ったり楽器を弾いたりして夜が更けて行きます。温かくてとっても幸せな時間です。


以前財務省で働いている方にカレーを作ったことがありました。材料がソーセージとピーマンと茄子しかなくてしょうがないのでその材料で日本のカレーを作ってあげました。そのカレーがなんとも彼女の口にとっても合ったようでちひろのソーセージカレーはナンバーワンだ!!と言ってくれました。

そんな彼女から電話がかかってきました。
今度ministry of finance(財務省)でワークショップを開くためそのランチに100人分のソーセージカレーをどうしても作りたい!と電話をかけてきました。

え??ministry of Finance ??? 100人分??

それは大仕事だと思い彼女に日本のカレーの作り方を英語に翻訳してあげました。
ソーセージじゃない方が美味しいよ、と言ったのですが彼女は「あのソーセージカレーが良いんだ!」と。
レシピを書いたらとっても喜んでくれてすぐに日本食が手に入るお店に10箱分のカレールーを買いに行っていました。

さすがソロモンだなというエピソードでした。
その後もカレーのレシピを聞いてくる方が多く日本のカレーは万国共通だなということを思い知らされます。


さて今日はソロモンのローカルフードの中で最も好きな「白身魚のココナツ煮込み」の作り方を紹介します。
こちらのお母さんの作り方を見ながら自分流にアレンジをしました。
これはとってもとっても美味しいので是非作ってもらいたいです。



*白身魚のココナツ煮込み* ソロモン流

材料

にんにく 一片
しょうが 一片
白身魚(何でも良い。私はタイを使用)
野菜(何でも良い。私はカボチャ、チンゲンサイ、ピーマン、トマト、タマネギを使用)
ココナツミルク(日本だと缶で売っています)

カレー粉 大1(なくても良い)
塩  少々
砂糖 小2


作り方
1マーケットに行き魚を購入。たくさん種類があるのでよく吟味する。若干値段交渉に応じてくれる。この大きさで70SD(700円)くらい。

2ココナツを割って削り絞る。これは以前紹介した方法と一緒。

3魚を切る。適当にざくざく行きます。ここまではお母さんがいつも手伝ってくれます。



5にんにく、ショウガを油で炒める。香りが立ったら野菜を炒め、カレー粉を加える。

6野菜がしなーっとしたらココナツミルクを加える。足りなければ水を足し、野菜が全てかぶるくらいにする。砂糖、塩を加える。

7強火で煮る。沸騰したらカボチャ、魚を加える。

8弱火にして蓋をして15分くらい煮る。

9塩で味を整えて完成です。

味付けは塩と少しの砂糖のみです。
ココナツの甘さ、野菜とお魚の旨味があるためそれだけで十分に美味しい。

こちらはカレー粉も野菜もないバージョン。
これだけでも美味しいです。

大家さんの家族と一緒に。
キリスト教の彼らは食前と食後のお祈りを欠かしません。


いつも世話を焼いてくれる大家さん。
「私たちの家に住んでくれてありがとう。あなたがソロモンでの生活を楽しんでくれるように最善のことをするよ」といつも言ってくれます。
ご飯を食べさせてくれて、体調が悪いと送り迎えをしてくれて、本当の家族のように接してくれます。

本当にありがたい。

ソロモンに来てたくさん友だちができました。
週末や空いている時間はなるべくソロモン人の友だちと過ごして話すようにしています。

マルーにいた頃は周りがみんなラングスを話していたけど、ホニアラは色々な地域から来ているので基本的にピジンを話しています。
でも皆が大切にしていて一番言葉で表現できるのはラングスなんですよね。
ラングスが話せたらもっと心が密接になれるように見えます。
なので、仲の良い友だちのラングス(現地語)を挨拶程度は最低限覚えようと思っています。
皆出身地がバラバラだから言葉もバラバラなので難しいんだけど・・。

とにかく、私の仕事は彼らの生活に深く関わっているので、
少しでも彼らの生活習慣や文化を知りたいなという気持ちもあります。
日本でもそう感じたことだけど、生活指導をする時に気をつけなければいけないことです。
日本と同じ方法で指導をしてもこちらの生活に合わなければ継続できないし、全く意味がありません。
言葉はまだまだ壁がある。
上達もあまり感じられないけど、、でも少しずつ少しずつソロモンに溶け込みながら・・・。

raeku kamano rikaa . raemanaha paina.
大家さんのラングス。 (私はとても幸せです。ありがとう。)