大学院で国際保健について研究しています。

new styled cooking class

こんにちは。


私のweekly料理教室では、先週から新しい試みとしてソロモン人が講師となってすすめてもらうことにしました。

しかしここソロモンでは何をするにしても、開始直前まで不安はつきないのです。

講師は来てくれるのか?
材料持って来てくれるのだろうか?
時間通りに来てくれるか?
きちんと進行してくれるだろうか?

しかしここぞという時にはやってくれるソロモン人!
しっかり時間通り(10分遅れ。でも許容範囲^^)に来てくれました。


先週はRotiの作り方を教えてもらいました。
Rotiとはナンを薄くしたような生地に野菜やツナなどを巻いたものです。
きっとフィジーから伝わって来たと思うのですが、ホニアラのレストランやマーケットにはよく売っています。
さて、Rotiの作り方を紹介します。




☆Rotiの作り方☆
まず生地を作ります。
小麦粉と熱湯を混ぜ合わせます。
生地を練り、まとまって来たら少量の油を加えさらに練ります。
手に生地がひっつかなくなるくらいまで。


中の具を作ります。
カボチャとサツマイモを茹でます。
ニンニク、豆、ネギ、ツナを炒め塩コショウ、チキンブースターで味付け。
全ての材料を混ぜます。


生地の表面に小麦粉をつけ薄く伸ばします。
薄く伸ばした生地の裏と表に薄く油を塗り、フライパンで焼きます(約1分)
表面に水泡のようなものが上がって来たら焼き上がり。

具を巻きます。


完成!


今回はwhole meal flour(日本語で言うと、全粒粉かな?)で生地を作ったのですが、胚芽の食感がなかなか良かったです。

しかも、今回は特別にヤムイモの植え方講座までしてくれたのです。

参加者からはロティが大好きなんだけど作り方を知らなかったから嬉しいと喜んでもらえました。

また、こういう情報交換ができる場があるととても助かる!という声も。

やっぱり私のような外部の者よりも、ソロモン人同士で教え合うことが大切だなぁとこの様子を見て思いました。

ローカルキッチンの火の調節の仕方とか薪の具合とか、材料や道具の代替品とか、材料の入手先とか、


彼らだからこそわかる方法があるようです。






そして今週は巻き寿司にしました。


以前から、参加者から寿司を作りたいと言われていたのですが、海苔が手に入りにくいので(ホニアラで手に入るが高価・・・)


教室で教えるのもどうかなぁと思っていたのです。


しかし私の帰国も間近となっているし、日本の文化紹介も兼ねて巻き寿司を作りました。

今回はソロモン人にも作りやすいように、いくつかソロモン風にアレンジをし、

酢飯ではなく塩飯で作ったのと、巻きすを使わないで巻く方法を考えました。

また、海苔を使わないで巻く方法も考えました。

最早、寿司とは言えない寿司風おにぎりといったものに。

さらに、おにぎりの作り方も教えました。

具はツナそぼろ、薄焼き卵、チンゲンサイ炒め、きゅうりにしました。




①巻きすを使わない巻き方
海苔を半分に切ってから巻くとかんたんに巻けます。


②海苔を使わない巻き方
サランラップを下に引いてごはんを巻きます。
サランラップで巻いた状態でカットするとごはんがバラバラにならずに切ることができます。




みんなごはんはお皿に山のようにのせてツナをぶっかけてガツガツのせて食べるものだと思っていたようで、

ごはんでツナを巻くというあまりにも繊細な日本人の食べ方にとても驚いているようでした。



なんだかんだいって、おにぎりが手軽で美味しいと言って一番人気でしたけれど。






さて来週は参加者の方々から、パイナップルパイとレモンキュウリジュースを教えてもらいます^^