大学院で国際保健について研究しています。

母校へ再度帰る


母校の大学に再度お招きを頂き足を運ばせて頂きました。


前回は卒業生の方々にお話をさせていただいたのですが、

今回は看護学生(3年生)に向けて、進路についてのお話をさせて頂きに行きました。

内容は2部構成になっていました。

1部では卒業生8名が学生さん約100名の前でそれぞれの経歴の紹介(8分)、
2部では卒業生がそれぞれ教室に分かれてブースを構え、
学生さんには興味のあるブースに移動してもらってブースの中で少人数で話を聞くという構成でした。

1部の様子

2部の様子

まだまだ私は人前で話すことが慣れていないので、一つの講演の準備のために何日も費やします。
今回も8分間のみの経歴紹介ということでしたが、時間をかけて構成を練りました。
特にランニングの道すがらアイディアが舞い降りてきます。


数年前から人の心に響くようなプレゼンテーションをするというのが私の課題です。
上達のためにはやはり場数を踏むことであるので、一回一回の発表を本当に大切にしていますし、
毎回振り返りを行っては次回に生かすようにしています。


今まで何人ものプレゼンを見る機会がありましたが本当に上手な方は、
たった数分間の中でも大きなメッセージをこめて伝えることができます。


以前ある方に教えていただいたのは、
自分のプレゼンが相手に伝わらなかった場合、相手を責めるのではなく、
伝わるようなプレゼンができなかった自分にも非がある。
伝える側も相手に伝わるような工夫をする必要があるということです。


青年海外協力隊の派遣前訓練で人前で話すというトレーニングを行い、
現地でも英語や日本語で発表をする機会が何回もありました。
そして同年代の隊員のプレゼンテーションを聞く機会を多く持つことができました。


このような経験は日本の教育の中では受けることが難しい部分だと思うので、
とても貴重な機会を持つことができたと思っています。



今回も、
8分の中でもっとも伝えたいメッセージは何か?ということをずっと考えてきました。




何かなぁと考えると、ボブマーリーのこの一言がしっくりきました。

'Love the life you live and Live the life you love'
by Bob Marley



私なりに解釈すると・・・
人生は長いのだから、
自分が生きたい人生を生きるためには自分で切り拓いていこうということです。

どんなフィールドでも良いのです。
どこで何をして働くにしても、
受け身ではなく、主体性を持って自分らしく生きる道を探すという努力をすると、
その努力がゆくゆくは自信につながり唯一無二の「自分」というオリジナルを作ることができて、
人生を豊かにしていくのだと思っています。




海外での経験は自分を大きく変えてくれました。
特に女性の活躍から大きな影響を受けました。

それによって、
女性観が解放されました(女性だからと年齢に自分を縛り付けてしまうこと)


また、何歳になっても大学や大学院に行って勉強する人々の姿です。
人々の新しい世界へ飛びことに躊躇しない姿を見て、
自分の中の「常識」は変わっていったように思いました。

周りの人がしないことでも、自分がやりたければ、
価値があると思えば、行動することは自然で当たり前のことであると思うようになりました。

このようなことから、
色んな文化背景を持った人々、色んな階層や職業の人々と接し、

自分の育ってきた環境とは異なる人と積極的に関わったことで、
自分の心の幅を広げることに役立ったと思います。





逆に・・・
いつまでも受け身なスタイルの生き方では、
自分自身を変えようとはせず、
誰かを妬んだり、特定の人々や社会や環境への不平不満が絶えないような気がします。


また、例え今なにかの原因ですぐに行動ができない環境にいたとしても、

いずれチャンスが巡って来た時に役に立つだけの実力を養っておくこと、
そして自分のしたいことや専門性を高めておくこと、
ネットワークを育てておくこと、
などなど色々できることはあるのではないかと思っています。

それらが自分が生きたいように生きるための、
夢をかなえる条件になっていくのではないかなぁと思っています。






また、
母校では卒業生や先生と再会をすることができました。
先生からは「卒業しても大学との縁は切らずにいつでも帰ってきてください」というとても温かなメッセージを頂きました。
卒業した後もこうして親身にサポートやアドバイスをしていただけるということは、
在学時にはまさか考えてもみなかったことでした。

この大学で学べたことをとても嬉しく思いますし、
そのような温かい心を持った先生がいることは私にとって大きな財産です。


また同期生の発表を通し友人たちの活躍目にすることもでき、大きな刺激になりました。
キャリアアップを目指す女性として(特に看護職として)抱えるたくさんの悩みをシェアすることができたことはとても大きな出来事でした。
女性の活躍を目にするのはやはり嬉しいものです。


本当に楽しい、忘れられないひとときとなりました。
お招きいただきありがとうございました。