大学院で国際保健について研究しています。

英語教材の紹介(英語のコアの育て方)

英語の勉強について。
常日頃英語の勉強方法については私のブログで触れていますが、
ここ最近は英語の能力の伸びに限界を感じているところでありました。

英語で生活していく上ではほぼ困ることはない状態ではあるのだけど、まだまだ不十分だということは痛く実感しています。
大学では専門的な分野の英語の文献に触れたり、発表の機会はあってもかなり専門が偏ってしまっていて、
いざ一般的なニュースや映画を聞いてもリスニングはスムーズには入ってきません。

時々ネイティブイングリッシュの友人やネイティブ以外の国籍の友人たちとスカイプをしているけれど、
話す内容はある程度同じような内容だったりして(日常会話だったり私の専門分野だったり・・・)、会話には困らないけど幅がないなぁという
どうもしっくりこないような感じです。

そんな中、
最近私のとても尊敬している通訳の方が英語勉強法についての本を出版されたということで購入しました。
(本当は去年の末だったのですが、環境が落ち着いたのでようやく購入するに至りました)

ネイティブなら6歳児でも持っている英語のコアの育て方

ネイティブなら6歳児でも持っている英語のコアの育て方

著者の内海さん(カツさんと呼ばせていただいています)とは日本政府が行っているアジア学生招聘事業に携わらせて頂いた際にお会いしました。

去年私は3か国から来日された学生さんの受け入れコーディネーターとしてお仕事をさせて頂いたのですが、
私にとって初めてのコーディネーター業務、ラオスから来日した学生さんの受け入れの際にカツさんが通訳としてついてくださいました。

そのプロジェクトでは9日間を約20名のラオスから来た学生さんと通訳のカツさんと一緒に過ごしたのですが、最終的にはファミリーのようなとても温かいグループとなり、
忘れられない素晴らしい思い出がたくさんできました。
初めてのコーディネーターとしての仕事で英語オンリー使う仕事に緊張でどうにかなってしまいそうだったのですが、カツさんのサポートのおかげで、無事に任務もこなすことができました。


カツさんはプロの通訳・通訳ガイド・翻訳家で、ネイティブかと間違えるくらい流暢で美しい英語を話されます。
外国政府要人やVIPの通訳やガイドなどもされており、
英語教育事情にもとても詳しく、通訳学校の講師や高校の英語教師を務められていた経験があります。
そして人柄もとても穏やかでリーダーシップ力もあり素晴らしい方です。

プロの通訳さんのお仕事ぶりを間近で見ることができたし、なんといっても
通訳歴、英語の指導歴の長いカツさんから直接英語の勉強方法についてご教示頂きました。
お話を伺う中で、カツさんの英語やガイドについての知識などは、
日本でのとにかく熱心で地道な勉強の積み重ねだということがよくわかりました。
そして今でさえもその努力を続けられています。
本を読んでも、その懸命な努力に頭が下がる思いがしました。


なんといっても嬉しかったのは、カツさんが私の英語を「本当に努力をしてきたのがわかる」とおしゃってくださったことでした。
そう、ソロモン諸島に行ったからといって自然に英語が話せるようになるというのは大きな間違いで、
ソロモンでは現地の言葉を普段使っていたから日常生活で英語を使う機会は実際少なかったのです。
その中でいかに英語を上達することができるかということを常々考えながら生活していました。
何度も悔しい思いをしてきたけど、毎日コツコツ勉強をしてきました。


まぁとにかく人を褒めるのが上手なカツさんなのですが、(褒められると伸びるタイプなのでありがたい・・・^^;)
さらに上手になるコツとして、シャドーイングの方法を教えてくださいました。
また、英語の勉強は筋力トレーニングのようなものだから、地道に勉強することが大切。
何かを聞いて自然に話せるようになることは絶対にないよ!ということを何度もおっしゃっていました。


そんなカツさんの本を読みもう一度英語の勉強と向き合ってみようという気持ちにさせられました。
本の中では英語の核の形成の仕方について段階別に丁寧に勉強方法が書かれています。

「読めばできるようになる!」とか「聞いたら話せるようになる!」と謳う本が多い中、
カツさんの本はとにかく繰り返す努力の必要性が書かれていて
かなりスパルタかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
でも使える英語を獲得するためには必要なすべき努力が丁寧に書かれています。

昨年カツさんから勉強の方法について直接ご教示頂き(なんて贅沢な時間だったんだろう・・・)

その後もカツさんに教えて頂いた通り英語の勉強を行ってきましたが、
ソロモン諸島から帰国した後も英語力は衰えることなく自分の核となってあるのは実感しています。
それをいかにキープしつつ、さらに育てていくのかというところが問題だと思っております。



もう一冊私がお世話になっているカツさんの本はこちらです。
発音矯正にはとても良い本で、amazonでの評価もとても高いです。
去年はこの一冊を何度も何度もやり、かなり向上したと思います。
またやり直そうと思っています!

超低速メソッド英語発音トレーニング (CDブック)

超低速メソッド英語発音トレーニング (CDブック)



カツさんとラオスの学生さんと一緒に。
行く行くはカツさんのような英語が話せますように!